Interview
社員インタビュー



Interview #05 / Story 1
知識と経験、研究の成果を具現化し
仲間にもお客様にも届けていきたい。
私は技術開発センターで、工作機械の設計を担当する開発部の部長を任されています。なかでも、金属部品を高精度に削る「研削盤」の開発が主な業務です。製品によって加工が必要な部分は異なるため、「センタレス研削盤」や「平面研削盤」など、用途ごとに専用機を開発し、お客様の工場における生産ライン全体の効率や精度向上を支えています。
開発では、技術や市場の動き、営業からの情報などを参考に「これからの時代に求められる技術とは何か」を常に考えながら、新しい商品や機能の可能性を探っています。営業担当からお客様のお困りごとについて相談があれば、どうすれば実現できるかを一緒に考え、解決策を提案するのも私の役割のひとつです。
勤続30年以上と、長く働いてきたからこそ、近くの社員が困っているときにすぐに手を差し伸べられるような、頼られる存在でいたいと考えています。そのためにも、「見て覚えろ」ではなく「一緒に考える」を大切にし、気軽に質問できる先輩がそばにいると感じてもらえることで、安心してチャレンジできる環境をつくっていけたらと考えています。 “経験者”としてだけでなく、“良き相談役”として、これからもチームを支えていきたいです。

Interview #05 / Story 2
成熟した技術をさらに磨き、
次の時代に求められる機械をつくりたい。
仕事のやりがいを感じるのは、私たちがつくった機械で加工された部品が、やがて家電や自動車といった最終製品の一部となる点です。さらに、それらの製品の燃費や省エネ効率の向上に貢献していると実感できることが、大きな喜びに繋がっています。私たちの仕事は完成品に直接名前が載るわけではありませんが、暮らしの便利さや社会の進歩を支えているという誇りを感じています。
以前、ロケットのエンジンに燃料を供給する「ターボポンプ」の部品を加工するための機械に、当社の製品が使われたことがありました。そのロケットが無事に打ち上がったと知ったときには、心から感動しました。こうした瞬間こそが、モノづくりに携わる者としての誇りを感じられる出来事だと感じます。
そうした経験を経て、今後はより一層“未来につながるモノづくり”を意識していきたいと考えるようになりました。研削盤の技術はある程度積み上げてきているため、そこに新しい要素技術を取り入れ、環境負荷の少ない、よりエコな機械の開発に取り組んでいきたいと思っています。そのためにも、社内外からの情報を集め、アイデアを形にしていく力をもっと養っていきたいです。
倉橋一徳さんのある一日Interview #05 / Daily Schedule
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出社・開発関係部署長ミーティング
出社前の愛犬3匹との散歩が日課。早起きには自信があります!
出社後は、技術開発センター内の部署長が集まり、各部署の課題や方針、役員会議の共有事項などを確認するミーティングを行います。
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グループ会社との開発プロジェクトミーティング
ジェイテクトグループ内のプロジェクト会議に参加します。
親会社であるジェイテクトからの依頼に対し、設計の方針を定め、細かい仕様のすり合わせを行います。また、DXなどグループ横断の課題について協議することもあります。
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各種社内会議に出席
品質会議・生産会議・営業会議など、さまざまな部門の定例会議に参加。
設備投資や収益向上といった経営視点の議題にも関わります。
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社内対応・管理業務
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退社
技術や体制は日々進化しています。部長としてはもちろん、一人の開発者としても「より良くできることはないか」と常に考えながら、業務に取り組むようにしています。