Interview
社員インタビュー



Interview #03 / Story 1
つくるたび、新しい学びと経験
「前と同じように」がありえないモノづくり。
自動車のハンドルとタイヤをつなぐ「インターミディエイトシャフト」という部品の試作品製作を担当しています。図面をもとに、部品を組み立てていくモノづくりの仕事です。また、製作チームのリーダーとして、納期やメンバーの経験値を踏まえた業務の割り振りなども行っています。
「試作品」と聞くと、「完成品に向けたテスト段階の製作」というイメージを持たれるかもしれませんが、当社の試作品製作はそれ以上に“ゼロからつくる”要素が大きい仕事です。毎度まったく異なる図面をもとに、「どのように製作するか」「どんな材料や工具が必要か」といった段階から検討し始めます。なぜなら、当社の製品はお客様ごとに最適な形で提供する“オーダーメイド”の生産スタイルだからです。
決まった手順が無い分、難しさもありますが「初めての製作方法」に取り組むからこその面白さがあります。何度も試行錯誤し、作ってはやり直すを繰り返しながら、ようやく納得のいく仕上がりにたどり着けたときの達成感は格別です。
また、製作中は頭も体もフル回転。集中して取り組んでいると、気付けば一日があっという間に過ぎています。終業後は、心地よい疲労感と達成感を味わいながら、すっきりした気持ちで家路についています。

Interview #03 / Story 2
所属グループをまたいでの仕事
その経験が、視野を広げるきっかけに。
これまでの仕事で特に印象に残っているのは、「ユニバーサルジョイント」という部品の設計を担当したときのことです。私が設計したこの部品は、食品工場で使われるロボットに搭載され、アームなどの可動部に使用されるもので、いわば“関節”の役割を果たします。複雑かつ立体的な動きを可能にし、生産ライン全体のクオリティを高める重要な部品です。
日頃製作している自動車部品とは製作手順も求められる性能もまったく異なり、まさにゼロからのスタート。材料の選定から試験方法の検討、部品調達まで、自分で一つひとつ考えて進める必要があり、正直かなり大変でした。それでも、無事に量産取引を開始できたときには、ほっとしたのと同時に、自分自身の成長も実感できました。身をもって、0から1を生み出す楽しさを感じることができた仕事のひとつです。
現在の試作品製作の業務にも、この経験を通じて得た知識は間違いなく活きていると感じます。設計を一度経験したことで、設計グループと試作グループ、それぞれの立場や視点を理解できるようになり、両者の間に立ってうまく橋渡しができるようになりました。モノづくりの環境で、部門をまたいで連携を深める存在として活躍できるよう、今後も頑張っていきます。
橘大輝さんのある一日Interview #03 / Daily Schedule
出社・メールチェック
フレックス制が導入されているので、出勤時間が選択可能です。
早めの出勤・早めの退勤が私のスタイルです!
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試作品製作
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朝礼・試作品製作
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設計グループとのミーティング
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昼休み
社員食堂が利用できます。メニューは日替わりなので、「今日は何かな」と考えるのも毎日の楽しみのひとつ。ちなみに私は揚げ物が好きです!
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試作品製作
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グループミーティング
試作グループのなかでも部品調達担当や出荷検査担当、製作担当など、細かく分かれています。それぞれが担当する業務について情報を共有し合ったり、試作品の製作中に起きた問題について話し合ったりしています。
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試作品製作
退社
チームが円滑に動くためには、リーダーである自分自身の働きかけが重要です。
一人の技術者として製作に取り組みながら、全体の進行にも常に目を配るようにしています。